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龍「良太郎★」
と、笑いながら、僕に抱きついてくるウェーブの掛かった、紫のメッシュの入った少年は、リュウタロスと言って、僕、良太郎の恋人である。
といっても、リュウタロスは、まだ無知で何も知らない子供だから、恋愛なんて、あまりわかってないと思う。
ただ、僕の事が好きか嫌いかと言われて好きだから、僕の返事に頷いたんだろう…。
リュウタロス的に、僕は、姉さんと一緒の好きだと思う。
もしかしたら、僕は、姉さんより下かも知れないのかなぁ…。
それは、なんか寂しいなぁ…。
でも、本当の意味を言って、リュウタロスとの関係をなかった事には、したくないから………―
龍「良太郎…?」
と、僕が今の事を考えて、固まってたら、心配そうに、顔を近づかせて、覗きこむから……
良「えっ!?な、なんでも、無いよ…///;」
と、僕は目を逸らしがちに、顔の赤らみを隠しながら、笑うしか出来なかった…。
もう…、僕の気持ちも考えてよ…。リュウタロス……。
すると、何故か、不機嫌な顔をするリュウタロス。
良「リュ…リュウタロス…?」
そんな、リュウタロスに、首を傾げながら、見ると……
龍「ううん♪なんでもないよ。」
と、またいつもの、笑顔で言う。
良「そ、そう…?」
龍「うん!でね、今さっきね、モモタロスがさ……」
と、僕がぎこちなく聞くと、いつも通り話し出す、リュウタロス……。
今さっきのリュウタロスの顔は、何だったんだろう…?
僕、何か悪い事しちゃったかなぁ…?
まっ。いつもの、気まぐれ……かなぁ…?
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