美優の彼氏

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ミユウ「で、何かいっつも喧嘩になっちゃうんだよね」 ユウタ「そうか。で、今も喧嘩中ってわけだ」 ミユウ「そうゆうこと」 ユウタ「その彼氏は何歳なの?」 ミユウ「23」 ユウタ「俺より若いな…」 ミユウ「あ、そうだ。 優ちゃんの携帯番号教えてよ」 ユウタ「あ、俺携帯持ってない」 ミユウ「えっ!今時珍しいね?」 ユウタ「まぁそうだね…?前までは持ってたけど、今は別にそんな使わないし…」 ミユウ「そうなんだぁ。 お茶の準備出来たから行こう」 ユウタ「ああ」 携帯か… 美優と電話でも話出来たら良いよな? よし、携帯を買おう。 仕事が終わって帰る用意をしていた時、美優と木村さんが話し掛けてきた。 シオリ「ねぇ松本さん」 ユウタ「何?」 シオリ「これから美優とご飯食べに行くんだけど、松本さんも一緒にどう?」 ユウタ「良いよ」 ミユウ「じゃぁ行こう」 会社の出入口を出た時だった。 一人の男が煙草を吸いながら立っていた。 そして俺達に気が付くと ?「美優」 そう叫んで、煙草を地面に落として靴で踏んで火を消した。 ミユウ「…達也…」 そうか。こいつが達也か…カッコイイけど…ちょっとチャラそう…? ミユウ「何で居るの?」 タツヤ「何でって…美優を待ってた」 ミユウ「…今、喧嘩中だから…」 タツヤ「だから謝ろうと思って… つうか、そっちの男は誰?」 ミユウ「同じ職場の人」 タツヤ「へぇ?」 ミユウ「何?」 タツヤ「別に? とにかく一緒に帰ろうぜ」 ミユウ「うん… ごめんね。詩織さん、優ちゃん」 シオリ「良いよ。また今度一緒に行こう ちゃんと仲直りするのよ」 美優は彼氏と一緒に帰って行った。 それに俺の事疑いの目で見てたよな…
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