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それから数日がたった。
俺は仕事にも少しづつ慣れてきた。
?「あっ、松本さん!おはよう」
ユウタ「あ、美優ちゃん!おはよう」
ミユウ「私の事『美優』で良いよ」
ユウタ「え?」
ミユウ「私と松本さんは友達だから」
そう言って美優はニコッと微笑んだ。
俺は思わずドキッとしてしまった。
ユウタ「……わかった」
ミユウ「私も名前で呼んで良い?」
ユウタ「うん。良いよ」
ミユウ「じゃぁ『優ちゃん』」
ユウタ「えっ!?」
”優ちゃん”何て呼ばれたのは子供の時以来だった。
ミユウ「嫌…だった…?」
美優が上目遣いで俺を見てきた。
俺は思わず赤面してしまった。
ユウタ「美優にならそう呼ばれても良い……///」
?「美優」
ミユウ「あ、詩織さん、おはよう」
シオリ「おはよう
あれ?松本さん、顔真っ赤だよ?」
ユウタ「えっ!」
シオリ「何かあったの?」
ユウタ「あ…いや…別に…」
シオリ「?」
この頃からだった。
美優を意識し始めたのは…
シオリ「そういえばさぁもうすぐバレンタインだよね」
ミユウ「うん」
シオリ「美優も彼氏にあげるんでしょう?」
ミユウ「…うん…一応…?」
シオリ「何?その曖昧な言葉は?」
ミユウ「…何でもないよ」
そう言って美優は木村さんに笑って見せた。
シオリ「美優?嘘ついちゃダメ。本当のことを言いなさい」
ミユウ「…今、喧嘩中…」
シオリ「ふぅん。まぁ早く仲直りしなよ」
ミユウ「あっちが謝ってきたら仲直りしてチョコ渡すの」
シオリ「詳しい話は後で聞いたげる。喧嘩の原因とか?」
ミユウ「…はい…」
そうか…美優は彼氏いるのか…
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