自覚

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いつから好きだったとか。 よく分からなくて。 ただ、気づいた時には好きだっただけだ。 しいて言えば、私立受験に向かうバスの中。 参考書から目を離して、窓の外を見るあいつが無性に愛しくて。 あんな悲しい顔をさせたくないって思ったから。 後ろ座席からずっと見てたなんて、知られたら恥ずかしいけどな。
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