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桜が咲く頃に 彼女は灰になった 俺は必死に涙を堪えて 彼女は悲しんでほしくなかったと思うから だから、俺は泣かない 彼女の両親は俺にあるものをくれた 彼女がいつでも身に付けていたという、もの 冷たいそれは 彼女の唇を思い出させる
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