144人が本棚に入れています
本棚に追加
/664ページ
落ち着いた頃に
私は
「えっ?
どっちから告ったの?」
「淳君から♪」
「へぇ~…」
「何…?」
あまりノリ気のない私の態度に
亜樹は違和感を感じたらしい。
「何が?」
「…なんか…
紗弥、ダメそうな態度だから…」
「…いや
ダメじゃないよ…」
「じゃあ何で
冷めてんの?」
元々、私は冷めている性格だ。
それは
亜樹が一番理解している。
「…いやぁ…
だって、そうなったら
亜樹とあまり
遊べなくなるじゃん…」
「…紗弥…」
笑いを堪える亜樹。
「紗弥ったらヤキモチ妬いて
可愛い~ッ!」
「ちがっ!
そんなんじゃ!…」
抱き着く亜樹に
真実を飲み込んだ。
最初のコメントを投稿しよう!