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「それと…
今度から新しく」
ﾄﾞｱの向こうから
香水の匂いが教室に流れてくる。
「副担任の嶋津です」
開け気味のｼｬﾂから
ﾁﾗﾘと見える胸の谷間。
緩い巻き髪で
綺麗な爪。
綺麗系の女の人が
先生の隣に立った。
並ばれると
大人のｶｯﾌﾟﾙのようで……
「…なんか
美男美女ｶｯﾌﾟﾙて感じ」
少しざわつく。
「超ｾｸｼｰ系♪」
「嶋津先生は彼氏は？」
男子が食いつく。
「今は彼氏はいません。
これから田中先生に
猛ｱﾋﾟｰﾙするつもりです」
「何言ってんの…」
ｸｰﾙに先生は言って
ﾌﾟﾘﾝﾄを配った。
あんな綺麗な人に
敵うわけない……
私は
このまま先生から
身を引くｺﾄにした。
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