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帰り道
ポケットの中にある
先生の鍵を
取り出した。
返そう……
返して忘れよう……
家に帰り
部屋に入って
ベッドに倒れ込む。
先生との時間が
頭をよぎる。
先生と私では
良くない。
美男美女カップル―――…
私が隣にいても
先生と生徒だ。
いけない恋だ。
ダメなコトなんだ。
涙が止まらない。
迂闊な恋。
迂闊に近寄り過ぎた。
迂闊に好きになってしまった。
「紗弥ぁ~!ご飯!」
涙を拭いて
着替えた。
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