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「…」
私に馬乗りになって
亜樹の彼氏、淳君が
私を殴っていた。
「お前が亜樹に言ったのかッ?!」
3発ぐらい殴られて
状況が分かってくると
痛みが増して来る。
「紗弥ッ!!」
カナが叫ぶように
私の名前を読んでいる。
「何してんだよっ!!」
カナの声にコージ達も
走って戻って来た。
淳君を私から引き離し
コージが殴り掛かろうとしていた。
ガッ!―――…
「…」
コージの腕を止める私。
「…紗弥…?」
「馬鹿か!
謹慎くらうぞ!」
私は左頬を抑えながら
コージに言った。
「紗弥、大丈夫?!」
カナが駆け付けてくれた。
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