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Robot4-関係-
僕は鹿嶋敬太!中学ニ年生だYO☆ミ 今日は、大好きなハニーとバッティングセンターでEnjoyするはずだったんだけど……。
「ちょっときてください!!」
レディーが声をかけてきた。逆ナンかいッ!?僕には、真希というなのハニー…
「で、聞いてるんですかッ!?」
ふと、我にかえる敬太。今までのは、現実逃避だったということは、言うまでもない。
「なんでここにいらっしゃるんですか!」
「ここに存在してるからだYO」
まだ現実逃避を振り切れないせいか、語尾が上がりつつある。不信感を覚えた少女が、後ずさりながらもしゃべる。
「な、にいってんですか!!はやく研究所へ帰ってください!」
…は?研究所??何のことだよ?
「なんか、ゴカイしてない?研究所とか意味不だし、人違いだよ。大体、君と会ったのだって初めてだ。」
「えっ?」
まっさかぁ!少女がびっくりした顔で敬太を見た。
「そんなわけな」
「敬太ッ!」
怒り顔のハニー…もとい、真希が駆け寄ってきた。
「何してんの?行かないなら、あたし一人で行くから」
「えっ!ちょ!!待てよ!」
そういいながら敬太は歩きだす。「とにかく人違いだから」
少女にそれだけいうと、走り去っていた。
「―…。」
「真希待てよ!」
真希に追いついてバッティングセンターにいった後も、なんだか彼女は素っ気ない。「こないで。半径30メートル以内にちかよらないで」なんて小学生みたいなことをいう真希に、敬太はムッとなる。
「そんなにデート邪魔されたのやだった?」
真希は怒った口調で乱暴に言葉を返した。
「ばっ!馬鹿いわないで!あんただってあたしだって友達なだけで、恋人とかじゃないんだから!!そういう言い方しないでよ!」
バッ
後ろから敬太の腕が真希を包み込む。真希は一瞬、ひゃっと小さな悲鳴を上げもがく。敬太は逃がさない。自分の唇を真希の耳に引き寄せ、そして囁く。
「俺がお前のこと友達以上に思っないと本気で思ってんの?」
その耳に囁かれた言葉が、真希を麻痺させる。もう抵抗などはしなかった。
「うっ…あ…」
「だったら、態度で示してあげようか」
耳元にあった唇を、今度は強引に真希の唇へー…。
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