Machine257

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Robot7―運命― きゃっきゃはしゃぐニコナという少女に敬太は言う。 「…炎を消せ」 ニコナは驚く。 「火をつけろっていったのは教授じゃないで…」 「消せっていってるだろ?!」 ニコナはしょんぼりして火を一瞬にして消す…というかなくした。「それに俺の名前は鹿嶋敬太だ。教授なんかじゃない。二度と間違えんな」 そういって去ろうとした時だった。 「駄目よ行っちゃ♪」 ドカァッ 背後からなにかが……。 「一発で気絶しちゃうなんて…。やっぱ人間ってヤワねぇ―。」 ニコナは、床に倒れ込んでいる敬太の髪を掴んで無理矢理顔をあげさせた。 「教授が言っていた鹿嶋か…。まさかとは思うけど確認する必要があるわね。」 敬太の顔にあいているもうひとつの手をかざす。めらめらとニコナの手から青い炎が出てきて、なにかを吸収していく。 「これで今日の出来事は覚えてないハズ。」 さぁてとっ!ニコナは走り出す。くるっと振り返って悪魔の笑みを浮かべる。 「じゃあね♪け・い・た」 ―どこだここ? 周りが見えない。地面がない。 ―誰もいないのか…? 直感で分かる。ここには誰にもいない……。 ―怖い。 敬太がそう思ったときだった。 「どうしてだよ!な…なんでこんなことすんだよ!!!」 声が聞こえる。パッとスクリーンが現れた。そこには…俺がいた。
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