召喚

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そんな勇者にユウは矢の形にした魔力をぶつける、勇者は少し気持ち悪そうにしてた後、再び吠える。 「嘘だ!でたらめだ!認めないぞ!こんなこと!」 「真実だ。この魔法は真実しか与えられない」 「認めない!僕は認めない!」 今使った魔法は知属性を矢の形にしたもので、傷を負わすことは出来ないが、与えたい知識を乗せることが出来る。 そして嘘を教えることが出来ない魔法だ。だが勇者はかたくなに信じようとはしない。 「まあ良い、その鎖は魔法を使えなくする。お前はそこで指をくわえて見ていろ。 お前は勇者は負けないとか言っていたが、勇者でも負ける時はあるぞ? それに、禁忌を犯した者は例え生きていても死罪だ。まあ例外もあるが奴は死ぬだろうな。 ただで死なせてやる気はないが」 ユウは鎖を勇者の口元まで巻き付け、むごむごと何か言っている勇者を尻目に召喚者へと向かう。 気絶し、倒れている男子生徒の横にしゃがみ込み、耳を疑う言葉を大声で言う。 「さて、二度と禁忌を犯すバカが現れないように、五感の内の四つと、四肢を奪うか。 見たくない奴は目をふさげ、聞きたくない奴は耳をふさげ」
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