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昔むかし、ある所にお爺さんとお婆さんと新外国人が暮らしていました。
新外国人はお爺さんお婆さんの愛情を受けスクスクと育ち、立派なベテラン外国人になりました。
そんなある日、お爺さんとお婆さんは出掛けたっきり帰って来なくなりました。
おろおろするベテラン外国人は、テーブルの上に手紙を見つけます。
それには…
『わしと婆さんは、オハイオに移住する事になった。
お前ももうベテラン外国人だから、一人でもどうにか生きていけるだろう。
最後に言っておく事がある。
お前はわしらの子でも無ければ、日本人でも無い。』
と書いてありました。
「WHAT?」
彼は日本語が分かりませんでした。
その家では、今も一人のベテラン外国人が老夫婦の帰りを待ちわびているそうです。
誰か迎えに行ってあげて下さい。
おわり
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