25人が本棚に入れています
本棚に追加
/168ページ
「やれるものなら、やってみなさいよ。」
アルクス:「少しは状況を把握したらどうだ?」
「もう既にしてるわ。」
アルクス:「なら、分かるだろ?女、お前に勝ち目はねぇ。」
「さぁ、どうかしら。」
女はまるで自分が有利と言わんばかりの表情をした。
アルクス:「ちっ!ぶっ殺す!……と言いてぇ所だが、そういう訳にはいかねぇ。」
「…!」
その時、アルクスの前と女の後方から一人づつ男が現れた。
前方の男は、スラッとした体型で長細い剣を所持している。
それに対し、後方の男は前方の男とは真逆で巨体の上、剛腕の持ち主。肩に担がれた大剣がそれを物語っている。
アルクス:「少し手荒いが、お持ち帰りさしてもらう。手こずらせんじゃねぇぞ。」
最初のコメントを投稿しよう!