第ニ章

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「やれるものなら、やってみなさいよ。」 アルクス:「少しは状況を把握したらどうだ?」 「もう既にしてるわ。」 アルクス:「なら、分かるだろ?女、お前に勝ち目はねぇ。」 「さぁ、どうかしら。」 女はまるで自分が有利と言わんばかりの表情をした。 アルクス:「ちっ!ぶっ殺す!……と言いてぇ所だが、そういう訳にはいかねぇ。」 「…!」 その時、アルクスの前と女の後方から一人づつ男が現れた。 前方の男は、スラッとした体型で長細い剣を所持している。 それに対し、後方の男は前方の男とは真逆で巨体の上、剛腕の持ち主。肩に担がれた大剣がそれを物語っている。 アルクス:「少し手荒いが、お持ち帰りさしてもらう。手こずらせんじゃねぇぞ。」  
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