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女の体は震えていた。
小さく、細い体が小刻みに。
アイク:「…」
あの時、何故勝手に俺は動いたんだ。
今の俺には分からない。
ただ一つ言えるのは、
助けたい
ただ、ただそう思ったと言うこと。
女は腕を押さえながら、金色の剣を地面に落としフラッとよろめき、意識を失った。
ガッ
アイクはよろめいたその女を体を腕で支えた。
太陽のようなブロンドの髪がアイクの腕に触れる。
この時の出会いこそ、アイクの運命を変える「ネア」だと言うことは、
まだ誰も知るよしもない。
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