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俺は常に闇の中を歩き続けている。
行く先も見えない、果てしない闇のなかを。
悲しみと憎しみの混沌が渦巻く闇をひたすら
ただひたすら、
歩き続ける。
行く先は闇。
終わりはない。
絶望で腐りきった心が微かにあげる悲鳴も無視し、決して立ち止まる事は無かった。
そんな時にだ。
微かに、
ほんの微かに、
行く先の闇の果てより、小さな瞬く光が見えた。
だが、その光もすぐに消えてしまった。
一度見つけた光を失う事は今の俺にはとても辛い。
だが、俺の心にはもうあの光の面影が焼き付いていた。
温かい光が、
俺を心底から奮い立たせる。
もう一度、
あの光を見してくれ。
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