第三章

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階段を駆け下りて下の階に行くと、エイトがテーブル席で寝ていた。 エメット:「良く眠れましたか、アイク?」 カウンターの方でエメットは皿やグラスなどを丁寧に拭いていた。 アイク:「あぁ…。」 簡単に返事を済ますと、寝ているエイトのもとへと近寄った。 そして、軽く肩を揺すりエイトを起こす。 アイク:「起きろ、エイト。」 エイト:「んっ…ん~…もうちょっと…。」 アイク:「…。」 アイクはなかなか起きようとしないエイトから毛布を剥ぎ取った。 エイト:「んぁ…!さぶっ…もぉ、なんだよアイク…。」 アイク:「カイルから連絡があった。」 エイト:「へっ…?カイルから?」 アイク:「出かける…だから起きろ。」 エイト:「まじかよ…まだ眠いのに…。」 そう言い、エイトはだるそうに立ち上がるとカウンターの方へと歩きだした。  
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