第三章

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外はさすが昼なだけあって、交通量の少ないこの通りでも、けっこう車が行き交いしている。 エイト:「おーい、アイク。早よ行こぉぜ。」 さっきまで寝ていた奴に言われると異様に腹が立つ。 アイクはバイクのエンジンをかけて、バイクにまたがった。 エイト:「そう言えば、なんで本部集合なんだよ?集まるくらい他んとこでもいいじゃん?」 アイク:「理由なんてどうでもいい…来いと言われたから行くだけだ…。」 エイト:「気にならないのかよ?」 アイク:「…さっさと行くぞ…。」 アイクはアクセルを回して、先に走っていった。 エイト:「あぁ!ちょっと、ちょっと待ってよ!」 置いてかれたエイトは慌ててバイクのエンジンをかけて、先に行ってしまったアイクの後を追うように走っていった。  
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