第三章

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髪は黒くて、くしゃくしゃ。 やや天パ気味。 瞳は黒く濁っていて、口の周りにはカビの様にポツポツと短い髭が生えかかっている。 ダルいと言わんばかりの顔つきと、姿勢が特徴。 こいつがエラが誇る史上最高の天才科学者、ネイル=スノーマーカだ。 誰もが最初こいつを見た時に同じ事を思う。 百歩譲っても、絶対に科学者ではない。 だらしなさといい、やる気無さといい、なにもかもが科学者からかけ離れている。 こんな奴が、ここにいる優秀な科学者達をまとめ上げる最高責任者とは、到底思えない。 エイト:「相変わらずだなぁ、ネイル!」 ネイル:「よぉ…エイト。お前も変わらんなぁ。」 エイト:「寝起きか、ネイル?顔が死んでるぜ?」 ネイル:「もとからこういう顔じゃボケ。」  
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