第三章

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ネイル:「まぁ、適当に座れや…。」 ソファーや椅子、テーブルなどが各場所に綺麗に配置されている。 ここは多分、接待室だろう。 テーブルの上の灰皿は、煙草の吸いがらで山積みになっている。 カイル:「さっそくだが、今回の任務について話さしてもらう。」 ネイルは耳をかたむけながらもソファーにもたれかかって、煙草の煙を上に向かって吹かしている。 カイル:「いきなりだが、単刀直入に言わしてもらう。 この2日間での奴についての情報は0だ。」 エイト:「はっ…?」 いきなり先が真っ暗だな。 エイト:「なんだそれ、じゃあ俺等を呼ぶ必要ねぇじゃん。」 カイル:「俺が用も無しに呼ぶと思うか? よく話を聞け、確かに奴の情報は0だと言ったが、何も手に入れて無いとは言ってない。」 アイク:「他の何かか…?」 カイル:「その通りだ。」 エイト:「なんだよ他の何かって?」 するとロクシスがグッと身を乗り出した。  
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