第三章

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カイル:「俺が入手した情報はこうだ。 『そこにオルスの人形共が来る』 とな。」 エイト:「人形だと…!?」 ロクシス:「人数は定かではないが、手下共が金稼ぎに来るって事だ。」 アイク:「…で、俺達は何をすればいいんだ…?」 そう尋ねると、カイルはニヤッと微笑んだ。 そしておもむろに身を乗り出してきた。 カイル:「心理戦は得意だろ、アイク?」 アイク:「…勝手に決めつけるな…。」 エイト:「でも、確かにアイクは人の心をよく読むからな。」 カイル:「そうだろ? 得意じゃないにしても、不得意では無いはずだ。」 アイク:「だとしても、そんなのは今関係ない…。」 ネイル:「『ポーカ』…だろ?」 その時、突然ネイルが割り込むように呟いた。 カイル:「その通り。察しがいいな、ネイル。」 ネイル:「博打の王道だろ。」 カイル:「ごもっとも。」  
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