第ニ章

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アイクはロクシスにそう言うと、バイクを加速させ押し返した男の後ろからガンブレードで斬りかかった。 それに気付いた男は即座にバイクの体勢をたて直し、刀でアイクの攻撃を防いだ。 ガギン!!! ぶつかり合う武器から生まれる衝撃が、互いの骨の芯を駆け巡る。 「その眼光といい、滲み出る威圧感といい、たいしたもんだ。さすがダークフェニックスと呼ばれるだけはあるな。」 アイク:「俺に何か用でもあるのか…?」 鍔迫り合いの中、男はアイクに冷静な表情で話しかけてきた。 「貴様の力、それを確かめさせてもらうだけだ。」 男はそう言い放つと刀でアイクを押し返した。 そして開いた間合いを一気に縮めると、男は刀を裏手に持ち構えた。 「いくぞ!」  
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