第ニ章

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アイク:「!!」 アイクは瞬時に体勢を低くし頭を引っ込めて、弾き返された弾丸を避けた。 しかし、男はその瞬間を見逃さなかった。 男は一気にバイクで詰め寄り、刀で下からすくい上げるようにガンブレードを上へ弾き飛ばした。 ガン!!! ガンブレードは宙に舞い上がった。 ガンブレードを弾き飛ばされ完全無防備になったアイクを、男は容赦なく刀で斬りかかった。 「裂けろ!」 ガキン!!! 刀はアイクの目の前で何かに防がれた。 「馬鹿な!」 それは思わぬ出来事だった。 ガンブレードは弾き飛ばされたはずにも関わらず、アイクの手には黒い装飾銃が握られており、それで男の刀を防いでいた。  
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