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-ミルフィスト中心街-
ブォォォオン…!
一台のバイクが中心街の中を勢い良く走り抜ける。
胸の辺りまであるブロンドの髪をなびかせながら、女は腕の傷をもう一方の手で抑えながら痛みをこらえていた。
「痛ッ…さっきの奴らさえいなければ…。」
いくらロケットランチャーの砲撃を避けたからといって、さすがにあれほど近距離ならば傷一つ負ってもおかしくはない。
「とりあえずあえず、今は少し身を隠すしかない。」
女の腕からは血が着衣の上から滲み出ていた。
向かい風が傷の痛みを余計に強める。
その時、
バキュ ン!!!
乾いた銃声が響き渡った。
バキ ン!!!
弾丸は女のバイクのタイヤの部分に命中し、タイヤはパンクしコントロールができなくなった。
「なっ…!!!」
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