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嫌だ
だって君は僕ので
僕は君ので
簡単には壊れない
わかってる
信じてる
だけど僕はどこかで思っているんだ
僕じゃ君を幸せに出来ない
僕なんか相応しくない
君には僕なんかよりお似合いの奴がいる
好きなのに
一生好きでいる自信だってある
(弱いな、僕は…)
もう暗くなる空を見上げ、静かに
微かな声で
「つなよし…」
君を呼んだ
―――――
場所は応接室前
居残りの課題も終わったので、彼がいるか覗きにきた
明かりはまだ点いていて、彼がいることがわかった
(雲雀、さん…)
思いきって扉をノックをした
すると勢いよく扉が開く
「ひ、ひば」
「…つなよし!」
急に泣きそうな顔をして彼が応接室から出てきた
そして思いきり抱き着かれた
(つなよし、つなよし)
「つなよし…」
離れて行かないで、と言わんばかりに腕の力を強めた
それに気付いたかのように綱吉は
「俺は、貴方の隣にいますよ」
そう言ってくれた
僕は君を信じていいんだよね?
綱吉―――…
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