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向かう所は勿論応接室
扉を開けるとすぐに中に入り、扉を閉めた
「雲雀さ、」
「知ってたんだ、君が山本武に告白されたの」
雲雀さんは顔をそらしながら言った
「知って、いたんですか?」
「聞いたんだ、君を迎えに行ったら…」
悲しそうな目で
ゆっくり俺を見た
「雲雀さん…」
「…綱吉は、僕でいい?」
そして俺の手をとって強く握った
だから俺はその手を同じように強く握った
すると雲雀さんは少し驚いたように握った手を見た
「俺は、雲雀さんがいいです」
そのまま雲雀さんは俺を抱きしめて囁いた
「 」
小さく小さく囁いた
俺にだけ聞こえるような声で
俺は嬉しくて笑顔で返した
「俺もですよ、」
そうしたら、雲雀さんも笑ってくれた
そのまま俺達は初めてのキスを交わす
幸せだ、と噛み締めながら再びお互いの背中に腕を回した
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