君との日常

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誰よりも早く学校へ来る僕 誰よりも遅く学校へ来る君 僕らは恋人 「…今日も遅刻」 毎日のように遅刻する綱吉 理由を聞くと、家に居候している子供達が喧嘩するだの赤ん坊が我が儘だのって言う (そんなこと、どうでもいいから) 早く君の笑顔を見たい すると向こうから見慣れた君が息を切らして走ってくる 小さいながらも僕の名前を呼んでいるのが聞こえる ねぇ、気付いてる? 君と付き合い始めてからだよ 僕が遅刻者取締の日に校門にいるなんて 待てなくて、足が動くんだよ 「今日も遅刻だね、綱吉」 「す、すみませっ、ん」 まだ息を切らして謝る ずいぶん走ったのがわかる 急に愛らしく見え、頭を撫でてやった 「おはよう、綱吉」 そうすれば、僕が見たかった君の笑顔 「おはようございます、雲雀さん!」 嬉しそうに笑う 僕の朝はこの笑顔から始まる 普段、僕らは付き合っていることは秘密 僕は構わないのに だって綱吉は僕のもの 僕は綱吉のものだって全校生徒に思い知らしてやれるのに
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