些細なきっかけ

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歌い終わりみんな爽快感にしばらく浸っていた そんな中タクが口を開いた 「気持ちよかったね!!ってかさぁ由佳ちゃんは啓太のことどう想ってるの??」 「えぇ??」 由佳ちゃんが焦っている でも由佳以上に焦っている自分がいた しかもタクは意味不明なこの時間にそんな話題を持ってきた。 俺は耐え切れなくてトイレに行った トイレで鏡を見ながらつくづく思う 「俺逃げるとかだっせぇ」 そぅ独り言を鏡にぶつけ 深呼吸をして部屋に戻る そこには笑顔で楽しげに話している由佳とタクとメグがいた 「啓太!ボーっとしてないで歌うぞ」 やけにタクのテンションが高いのを気にしながらまた歌う 気を紛らわすために
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