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「も…良いよ!」
自然と身体が前に出た。
「これだけ殴ってくれたら充分だ!後は俺がカタをコイツとつけるから!」
田崎を庇って前に出た俺に高橋が目を細める。
「成宮?」
「高橋の友達もありがとな!後は俺でするから!」
高橋に肩を捕まれる。
「成宮…、お前それで良いのか?コイツはお前を無理矢理…、」
ぐっと羞恥に言葉に詰まる。
「あんなに沢山の跡つくくらいに成宮の事…。俺は許せ無い!」
「お…俺だって許せないよ!でも…だからってこんなやり方俺は嫌だ!」
俺の肩を掴む高橋の手から力が抜ける。
「分かった。好きにしろ。」
高橋が腹立たしそうに背を向けた。
「ゴメンな…?でもありがとう高橋。」
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