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なんやかんやでこの特殊?な環境にも慣れて来た。
…
役一名を除いて。
「初希ち―ん♪一緒遊び行こう♪」
俺の机の前まで来て
ニパッと笑う谷岡。
前から思ってたけど…
「谷岡もゲイなの?」
「ん―ん、違うよ―♪俺はね―バイ♪どっちも大丈夫♪初希ちんストライクなんだよ♪」
さらっと告白とか…
凄いな。
「悪いけど、俺は女の子が好きだから。」
「ん―?でも初希ちん男知ってるでしょ?」
言いながらくんくんと匂いを嗅いでくる谷岡。
な―!?
耳元で
「だって初希ちんエロい匂いするもん…。」
バッと仰け反って谷岡と距離を取った所に
職員室に行っていた田崎が帰って来た。
「…またお前か…。成宮に近づくな。成宮帰るよ。」
微妙に青ざめてる俺に田崎が眉を寄せる。
「お前…成宮に何した?」
谷岡の胸ぐらを掴む。
「ん―?何もしてないよ?…なんかしたのはお前だろ?
……慎ちん♪」
眉を寄せたままの田崎の手を振り払って
俺の頬をなぜる。
「初希ちん…ヤらしい身体してそう…。」
ガっと田崎が谷岡を殴りつける。
大げさによろめきながら谷岡が後ろに飛ぶ。
「ひゃぁ!怖―い。なんか無理っぽいからまた今度遊ぼうね♪初希ちん♪」
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