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無言で田崎と歩く。
「成宮…。」
「触るな!」
さっきからこれの繰り返しで田崎も諦めたみたいだ。
さっきの谷岡の言葉がずっと残る。
俺…本当に田崎に
得体の知れない身体に変えられたんだろうか?
あれからも田崎は俺に無理に触れて来ない。
今ではただ一緒に暮らす人なだけだ。
学校以外の外出には神経質だけど。
良い加減飽きれば良いのに。
今さら距離取って気持ち計られても許せないし…。
俺に牽制されてそんな悲しい表情するなよ。
なんか俺悪いみたいじゃん。
…
俺、絶対悪くない自信あるよ?
今さら優しくしようとするなよ…。
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