決意

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予想外だった。 リュウガに一緒に バンドやろうって 誘われるなんて 夢にも思わなかったから。 「・・それは今までみたく サポート・メンバーとして じゃなく?」 「はい。正式メンバーとして。 俺、アキヒデさんのギターに ずっとほれてたんです。 fairy taleの音楽の世界観も 大好きで。俺、アキヒデさんと 一緒に音楽やりたいって ずっと思ってて。 ぜひ、一緒にバンド くみましょう!」 リュウガは真剣な表情だった。 プロポーズされてる気分だよ。 リュウガくんと・・ バンドを組む。 想像できない。 王子様と並んでバンド・・。 確かに今まで何度か 一緒にステージたってるし サポートメンバーとして リュウガの音楽には 携わってきたけど。 「・・ごめん、 俺はイエスっていえないや。」 アキヒデは リュウガの誘いを断った。 「・・そんな、すぐに答え、 ださなくていいんすよ。」 ・・。 アキヒデは黙ったまま。
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