私、転入します!

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「それじゃあ今敵が来たら・・・」 「即死でしょうね・・・ しかしたぶん大丈夫です。」 「何を根拠にそんな事が言えるんだ。 もしかしたらすぐに死ぬかもしれないんだぞ!」 「私のタイプ、ヴァルキリーは上級種です。私以下の戦闘人形ならば勝率はそんなには低くは無いでしょう。」 俺はなかなか流星の言葉が信用できずにいた。公園の時計を見るともう10時ぐらいだったのでそろそろ家にもどることにした。 「流星、元に戻してくれ。」 「かしこまりました。」 流星が俺の手の平を重ねた瞬間、今度は勢いよく排出させられた感覚で身体に戻ってきた。 「この感じ、気持ち悪い・・・」 「マスター、こうゆーのは慣れですよ!」 こんな感じで流星とたわいもない話しをして部屋に戻ってきた。 「さぁマスター、一緒に寝ましょう。」 「断る!断固拒否だ。」 「マスターは意地っ張りです!じゃあマスターはどうやって寝るのですか?」 俺は流星に諦めてもらうために寝袋に入り込み寝るようにした。流星は諦めてしまったのか布団に入りそのまま動かなくなった。 (寝たのか・・・てかあいつ寝るのか? まぁいいや。それにしてもこれから先、生きていけるのだろうか・・・心配だ。) こうして考えていると、流星が俺の寝袋を抱き枕状態にして抱きついて来た。 俺は急な事でビックリしてしまった。 「マスター、寝ましたか?」 「・・・・・・」 「マスター、こんな事に巻き込んでしまって本当にごめんなさい。」 俺は複雑な心境で流星に抱きつかれたまま寝てしまっていた。
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