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あのごたごたした晩から一夜明けた。
俺と流星は疲れて結局二人で寝てしまっていた。
セットしていた携帯の目覚ましが作動し、俺と流星は目覚めた。
「う~ん。もう朝ですか?」
「んじゃ、俺学校行ってくるから。」
「あっ、待ってください。今日は・・・」
ガチャン
流星がなんか言いたいみたいだったが、大丈夫だろう。
俺はいつものように寛一といつもの時間に待ち合わせ、学校へ行った。
寛一は俺と一緒のクラスだ。
だから寛一とは朝のホームルームまで話していたのだが寛一があることを思い出した。
「そういえば陽兵聞いたかよ。今日転入生がくるんだとよ!」
「へぇ~。男?女?」
「女。しかもめちゃくちゃ可愛いらしいぜ。」
俺はそれを聞き流星が凄く心配になってきた。
(ちゃんと大人しく家で留守番しているだろうか・・・)
ガラガラ
「朝のホームルーム始めるよ!委員長号令!」
今入ってきた先生が担任の伊沢法子(イザワノリコ)先生だ。まるで女を捨てた性格をしているが、顔は美人、スタイルもかなりいいのでどの生徒からも人気のある先生だ。
「ん、見た感じみんな居るな。よし、転入生がきたから紹介するぞ。入れ。」
ガラガラ
「初めまして。私、天宮流星と申します。よろしくお願いします。」
俺はこの時無性に帰りたくなった。
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