第1章

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百合沙は思わず 「わぁ!」と言って飛び跳ねてしまった。     周りのお客さんは百合沙を見る。 その隣で、口を押さえてクスクスと男は笑う。 「すみません・・・」 と小さな声で謝る百合沙。     百合沙は男のほうを睨む。 「あ・・・」と百合沙の逆を見る すると、百合沙は男の耳をつねり 「ねぇ~浜渕君?かなり恥ずかしい 思いさせてくれましたね~」 とさらに強く耳をつねる。     「痛い痛い痛い・・・わかったごめんごめん」 浜渕刀祢(はまぶちとうや)は百合沙に謝る。     つねるのをやめた百合沙 つねられた耳を触る刀祢。 すると、百合沙があることに気づく。     「ねぇ~!今、学校前じゃない!?」 外を見ると、学校前のバス停についていた。 すると、刀祢は・・・ 「やべ!運転手さん!俺降ります!」 すると、百合沙も合わせて 「あたしもあたしも!降ります!」 と、二人は急いで降りた。
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