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百合沙は思わず
「わぁ!」と言って飛び跳ねてしまった。
周りのお客さんは百合沙を見る。
その隣で、口を押さえてクスクスと男は笑う。
「すみません・・・」
と小さな声で謝る百合沙。
百合沙は男のほうを睨む。
「あ・・・」と百合沙の逆を見る
すると、百合沙は男の耳をつねり
「ねぇ~浜渕君?かなり恥ずかしい
思いさせてくれましたね~」
とさらに強く耳をつねる。
「痛い痛い痛い・・・わかったごめんごめん」
浜渕刀祢(はまぶちとうや)は百合沙に謝る。
つねるのをやめた百合沙
つねられた耳を触る刀祢。
すると、百合沙があることに気づく。
「ねぇ~!今、学校前じゃない!?」
外を見ると、学校前のバス停についていた。
すると、刀祢は・・・
「やべ!運転手さん!俺降ります!」
すると、百合沙も合わせて
「あたしもあたしも!降ります!」
と、二人は急いで降りた。
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