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僕は何も背負ってないよ
だって君がいいんだ
君も欲しいんだ、
君が欲しい
僕はまだ青春の中にいるよ
だって誰も
そうしようとしないもん
君が欲しいよ、君が…
君は朝から雨に遭って
僕に電話してきたね、
いつもみたいに
７時にはそっちに
着きそうだよ
でも、
１１時って言えば良かった
ただ、また君を
からかってみたくなった
だけなんだけど
僕はベッドから飛び起きて
がら空きの電車に飛び乗った
ここから４０分もすれば
君のアパートに着くよ
僕は君の傘になる
そして毎日君を
クルエラから守るよ
だからね、
雨が上がったからって
すぐに僕を
閉め出さないで
だってさ
僕は何も背負ってないよ
だって、
君のいる背中がいいんだもん
君が欲しいんだよ、
君が欲しい
君はまだ、僕たちが
色んなところに
キスをした部屋にいる
そう思うと僕は･･･
僕はとてもね…
立派な古い駅は
僕を迎えてくた
僕が毎週利用していた駅
あの紳士な駅員さんは
まだ僕を覚えていたよ
「どこにいってたんだい？」
だってさ
僕はいつも
ひっくり返っちゃった
カメみたいに
堂々巡りをするだけで
同じところで
くるくる回ってたんだ
そう思うよ
…うん、そう思う
僕は今必死に立ち直ろう
としているんだ
でもね、
またひっくり返っちゃいそうだよ
僕のいる水溜まりに
またこうやって
雨は降ってくるんだ
僕の地図には何も載ってないよ
だって君といきたいんだもん
君も欲しい…
君が欲しいよ
永遠の夢なんてあり得ないよね
それが本当だと思うよ
君に賭けてみたよ…
君に賭けてみたんだけど…
やっとヒルトンの部屋についた
まだ朝の六時だけど、
ベルを鳴らすよ
彼女の名前を呼んだ
すると、突然
雨が止んで
そよ風が吹き始めた
彼女はインターフォンで答えた
（道は…）
僕の役目はどうやら無いみたい
（どこへ…）
「これから友達と出かけるのよ」
彼女が言う
（君はどこへ…）
僕はもう何も言えない
僕は「雨男」だもんね
僕の背中には何もないよ
だって君がいいんだ
君も欲しいんだ…
君が欲しいんだよ…
僕はまだ青春の中にいるんだ
だ
って誰もそうしようとしないしね
君が欲しい…
君が欲しいな…
君が恋しいな
君が恋しいな
君にキスもしたけど…だけど…
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