無題

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《文字盤の兎》《矛と盾》 《イントロ》 より 《夢中ギター》 偽物を簡単に見抜ければ 君は楽になれるんだろ そんな事は分かってるけど 僕は眼鏡を外せないんだよ そろそろ文字盤の針が 丑三つ時を知らせる 僕はギターを片手に持って 夢の中へと飛び立った 深夜に響く低い音 全てのモノを蘇生させ くるくる回る時計から 魅了の兎が飛び出した 深夜に響く深い音 全ての魂閉じ込めて 整然と並ぶ文字盤の 数字達が踊り出す 深いアナタのその傷は きっと一生消えないです なのでワタシがその傷を アナタのそばで守るのです 現実世界の中では 僕は渦に飲み込まれ 夢の中の世界でも 時々迷ってしまう僕 現実世界の中では 僕はただの不登校そんな僕を見捨てずに 導いてくれる君がいる 深いアナタのその傷は きっと一生消えないです なのでワタシがその傷を アナタのそばで守るのです 深いアナタのその闇は きっと一生消えないです なのでワタシがその闇を 2人の記憶で埋めるのです
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