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空から降り注ぐ大量の魔力の弾丸は、自分のウェポンや腕とかで一応の防御をしている男達へと命中する。
まぁあれだけ撃てば当たらない方が難しいんだけどな。
命中した弾丸はさっきと同じように、当たると貫通する事は無く消えた。
しかし手加減したその攻撃で十分に、男達を戦闘不能にまで追いやる事が出来た。
それぞれバタリバタリと倒れていった。
俺は、上へと昇る勢いが無くなったために重力により地上へと引っ張られる。
…意外と高ぇ…
下を向くと軽く建物の三階くらいの高さが計り知れる。
…着地出来るか?…
みるみるうちに地面が迫ってくる…そして…見事着地に成功する…しかし、
「いってぇぇぇ!!!」
やはり両脚の関節のクッションだけじゃあ、これだけの衝撃を受けきる事が出来なかった…。
っぅ~~…で、でもストレスが発散出来たからいいとしよう…。
「………一応…」
倒れてる男達の元へ、ガンガン響いている両脚をぎこちなく使いながら向かう。
一人一人に脈があるか確かめる。
「…よし。全員生きてるな!ふぅ~…」
あまりにも俺の攻撃で容易く倒れていくもんだから死んだのかって一瞬思ったぞ…。
…入国していきなり人殺しなんて勘弁だからな。
「さて…と、次はアイツの番なんだけど…どうしたもんかな…」
振り返ると、俺のリュックを大事そうに抱えて、変わりなく俺を見ていた。
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