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なんだこれ!!どうなって…さっきまでの穏やかな森はどこいったんだよ!!!
心の中でなぜこうなってしまったのかを考える…が、答えは出ず。
しばらくそのまま汽車が走行していると…。
「うわっ!!目がぁ!!」
今度は、突然太陽の光の下に戻って目がチカチカしてしまう。
「なんなんだ…ん?そうか、トンネルの中にいたのか。それで辺りが暗く…」
上半身を起こして、チカチカする目で見てみるとこの汽車がギリギリ入るくらいのトンネルがあった。
そのトンネルは、この都市を囲むように建っている白い壁にできていた物だった。
「確か、スティアスの城下都市ルミナスは、周りを壁に囲まれた城壁都市だったんだよなぁ」
このルミナスには、出入りの門としてそれぞれ北門、南門、西門、東門の四つが存在している。
一般的には、南門が正門と呼ばれていて城を真正面に見る事ができる…みたいだ。
この地図によればだが。
「にしても…えらく高い壁に囲まれてるなぁ。堅牢な城壁…ねぇ」
まっ…場合によっては、この壁を壊すかもしれないんだよな…しっかり調べておかないとな…。
なんて事を高い壁を眺めていると、汽車は到着駅についた。
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