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「おめでとう。今日は、35のいい大人がたかだか19の子供に一撃ノックアウトされました記念日に決定~」
俺の蹴りをくらった男はしばらく空中に浮いた後、地面に叩きつけられた。
当たり所がエグかった事もあり、この一撃だけで伸びてしまっている。
「…ダッセーな」
蹴り上げた右脚を下ろしながら、気を失っている男を見下しながら呟く。
「キッ貴様!!」
他の男達が、仲間が目の前でやられたので戦闘態勢をとる。
…戦闘態勢って言っても相手が俺一人のため陣形は作らずに、ただ一人ずつ自分のウェポンを具現化させただけ…。
なんともお粗末な戦闘態勢…
「にしても…数だけはいるよなぁ…残り5人か…しゃねーけど…」
俺が男達の人数を数えている時に、集団の奥にいた女の子を拘束していた男が女の子を連れてヘリへと走り出した。
よほどあの女を拉致したいみてぇだな…けど…
「俺に背を向けるって事がどういう事か…」
両手をスッとヘリへと向かっている男へと伸ばす。
両手の手の中にイメージする…体内に流れているマナを魔力に変換する…形創るイメージ…。
「教えてやるよ!!」
俺が言葉を放った瞬間、何も持って無かった両手には銃が握られていた。
そのまま、躊躇いもなく後ろ姿を晒している男に向かって連射する
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