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俺は、襲ってくる男達を避ける事なく、むしろ俺の方からも突っ込んでいく。
一番先頭にいた男が自分のウェポンを振り上げて、俺の頭上へと振り落とす。
「よっ!!」
頭上から落ちてきた剣を、体を回転させて避ける。
目の前を、俺に当たる事の無かった剣が空を斬っていく。
その場で反撃してもよかったが、とりあえず反撃せずにコイツらがどれくらい強いか見てみるか。
一人をかわして、残り4人が襲いかかってくる。
俺は、一人の攻撃を避けた後、速度を落とさずに突っ込んでいく。
次の男も最初のヤツみたいに、バカみたいに大きく振り上げている。
走りつつ鼻で笑うと、振り上げている男に真正面から突撃する。
もちろん、攻撃範囲に入った瞬間、剣は上空より落とされてきた。
俺はまた、体を回転させて避ける事する。
…難なく回避に成功した…が。
「おおっと!!」
半回転させて視界が横に向いてしまっている隙に、別の男が短槍を前に突き出す形で突撃してきていた。
俺はとっさに、左手に持っている銃で短槍の矛先を、俺が当たるギリギリまで引きつけてから、横から撃った。
力が前にしか入っていなかったために、矛先の照準は俺から右へとズレる。
「危ねぇ~…んで後、二人!!」
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