悪夢のような数日間

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「こうやっていつも裏切られていくの。私が信じても裏切られていく。だけどまた信じてしまうの。」 「あなた人にいじめられたりいじめたりしたことある?」 上司は自分の過去を語り出した。 「私ね、小学校三年生の時から中学を卒業するまでいじめられてたの。 無視なんて可愛いもので、トイレにとじこめられて上から水をかけられたり、机の中の荷物が全部校庭の真ん中にあったり…廊下に机がほりだされてたり。」 少しかわいそうだと思って聞いていた。 「先生に、親には言わないでくれって頼んでたの。親は私がいじめられてることに気付いてたけど助けてくれようとはしなかった。 兄も私を助けてくれなくて、家に帰ると『お前いじめられてるらしいな。学校でお兄ちゃんて呼ぶなよ。』と言ってきた。友達は一人だけいたの。だけど…その子、死んじゃったの。 その子のお兄ちゃんが火をつけてね。」
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