play 1 ゲームは始まる

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「どうしたの?まこと」 燈子が横から覗きこむように、こちらを伺っている。 なぜかばつが悪い様な気がし、昇降口へ向かう足を止めた。 「なんか悩みごと?考え込んじゃって」 「いや、超体感ゲームといっても実際はどういうゲームをするのかな、と考えててね」 自分が今考えていた小恥ずかしいことを言えるはずもなく、咄嗟に別のことを言う。 「色々なものがあるらしいよ。実際はゲーム規約上あまり口外しないらしいしね」 「なるほど、じゃぁ真司に聞いてもわからないか…」 そう言うとまた俺は歩き始める。
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