雨宮悠斗の憂鬱②

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学校を出ると隠れるように停まっていた車に逃げ込むようにして飛び込んだ。 悠斗「す、すいません颯太さん!少し遅れました!」 と僕は飛び込むなり運転席に座っている宮前颯太(ミヤマエ ソウタ)さんに謝った。 颯太「おぉ悠斗、ようやく来たか。いいっていいって。気にしないでいいよ。少しぐらい構わないよ」 言葉の通り、颯太さんは紳士なのだ。 少しの事では怒らないし、ちゃんと褒めるところは褒めてくれる。 本当にいい人なのだ。 そして車は発進して目的地に着いた。 時間にして約15分。ちょうどいい時間である。
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