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そして、近畿大会はあっけなく終わり…受験モードに突入した。
進路はもう決めていた。
俺には幼稚園の頃から夢みていた大工を目指していた。
父が大工をしていたこともあり、仕事している父の顔は大好きで、小さい頃は休みの日になると一緒に付いていっていた記憶がある。その頃将来は父と大工をしたいと思っていた。
その為に、家から10キロある工業高校の建築科に行くつもりだった。
担任の先生は、もっといい高校にいけるんだから、他の選択肢を考えてみてもいいと言われていた。
その頃の俺は、大工になることしか頭になく他の選択肢なんて何も考えいなかった。勉強を頑張ったのも、夢があったからだしね…
先生は何回も同じことを言ったが聞く耳を持たなかった。夢に一直線だった。
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