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姉
母親と別れた頃はものごころついており
どこに引越しても同世代の友人を作れたように感じる
ただ 横のつながりばかりで 親との そしてまわりとの縦の繋がりが薄かったかもしれない
基本的に優しいが流されやすい性格だった為に
悪いコトや悪い男にも手を出し
運悪く それを止めたり叱ってくれる友人がいなかった
そして
それが当たり前になり そのまま成長した為
『真の友人』を見分けられなくなったのだと思う
門限を破ると父親に締め出され 殴られたことがあり
『父親に愛されていない』
と感じるようになって
その時だけでも優しい言葉をかける男や
お金目当てでも近付く友人が
『自分を必要としてくれる存在』
だと 勘違いしてしまう
それが ＤＶ男やタカリだと気付いた頃には
姉には借金や中絶という事実だけが残り
真面目な父親はさらに姉を悪く言うようになった…
そして 姉はまた
『父親に愛されていない』
と思い 負のスパイラルに陥る
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