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土方さんが遊ばれてる…。
「ふふっ…」
コントみたい。
私は三人のやりとりが面白くてつい笑ってしまった。
「アァッ!?」
その声に反応した土方さんがさらに不機嫌そうにこちらを振り返った。
「何を騒いでいるのです!!」
すると突然背後から背筋がぴんと伸びるような張り詰めた声が聞こえて振り返った。
「まぁっ!!なんて格好をなさっているのですか!?それでも女子ですかっ!?こちらに来なさいっ!!」
私の前に現れた目つき鋭い女性は私を見るなり青い顔をして私の手を引っ張り歩き出した。
「うぁっ…!!」
私は返事を返す間もなくその女性に引きずられるようにして1つの部屋に押し込められた。
「まったく、あなたは何を考えているのです!?」
部屋につくなりもの凄い剣幕で怒鳴られた。
「どうなされたんですか、空さん!?」
部屋には目をまん丸く見開いたつねさんがいた。
みんな私の格好を見て驚いている事がよくわかった。
何か間違ってるのかな?
私は自分の間違いがわからなくてあたふたする。
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