さいご

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さいご

そして…とうとう卒業。 6年間以外と短かったなあ…。 卒業式が終わり私は一人教室で座って雄二の席を眺めてた。 窓側の雄二の席は オレンジ色の夕日に 照らされていた 『もう卒業かあ…』 6年間を振り返ると 沢山の思い出があった 「痛!」 そんなとき 誰かに後ろから頭を叩かれた。 「いったー…?」 夕日のせいか.逆光でよく顔が見えなかった。 でもこんな事する人は1人しかいない。 「...雄二?」 「よっ!びっくりした?」 やっぱり… 「な~んだ!てかこうやって話すのも遠足ぶりだな!あんときはまじごめんな?」 「あー別に平気だよ。」 本当はねすごいつまらなかったんだよ。 寂しかったんだよ。 楽しい思い出作りたかったのに..、 あんなに楽しみだったのに 最悪な思い出になったんだよ。 「あっそれよりさ.最近花子ちゃんとはどう?」 「ラブラブだぜ!そりゃもう!あってかさ.遠足んときの話しってなに?最後なんだからぶっちゃけようぜ!」 最後…か… 中学一緒なのにね もう縁切っちゃうの? 中学行ったらさっきみたいに意地悪に笑ってくれないの?
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