小林桜姫

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―1年前… 私がちょうど小6になった春のこと 私は同じクラスのある男子に恋をしていたんだ。 その彼の名前は雄二。 雄二は私にいつもちょっかいを出してきて、 でも普段はめちゃめちゃ優しくて... そんな雄二が大好きだった。 私にとって雄二は素敵な存在だったけど 雄二にとって私はただの背景にすぎなかったのかもしれない。 でも.それで良かったんだ。 見てるだけで幸せで、 どんなに他愛のない話でも 少しでも話したり目が合うだけで一日中幸せで… 好きになっきっかけは落ち込んでた時に 後ろから背中をおもいきり叩かれ 「元気だせよ!」と言われてそれがすごい嬉しくて…引かれたんだと思う。 そこからこの恋が始まったんだ 「おい桜姫!なーにぽけっとしてんの?笑」 こいつは隣りの席の田中 一言で言えば変な奴! 「別にー!」雄二を見すぎて…なんて言えないよ!笑 「ふうん?てか一時間目席替え~!やっとお前と離れられるわあ笑笑」 「ひっど笑」 「桜姫~!!」 「美樹!」美樹とは幼馴染みで大親友でもある。美樹には超ラブ2な彼氏がいる。 「今日席替えだよ~!私学級委員だからクジしくむから☆ダーリンと隣りにする♪」 「えー!私は?!笑笑」「ま!そこは運試しよ☆」 ひどいなあー泣笑「雄二と隣りになれたら良いね」 と美樹に耳打ちされた 「そりゃねえ」私ゎ教卓に座って話している雄二の方を見た 「なれたら遠足も一緒だね☆」 ―ガラガラ 「席につけー」先生がそう言うと 教卓に座っていた雄二が席に戻って見えなくなってしまった。 「じゃまた!」そう言って美樹も席に戻った。 雄二の席は丁度私の斜め後ろで私からは見えない。
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