桜姫

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2人とかアリエないよ。 「だってさ。まあしょうがねーな!2人で回るか!あっ俺ちょっと朝岡に話しあっから待ってて!」「…うん!」 朝岡とは学年1可愛い女の子で,スタイル抜群で頭良し顔良しの女の子だ。 通称あさこ 下の名前は花子で微妙だからあさこになったと言う。 あさこと雄二何話してんだろう。 気になるな~。 てか雄二は二人とか恥ずかしくないのかな? 緊張とかしないのかな? なんて考えてると雄二が戻ってきた。 「桜姫!行くぞ!」 「あ,うん…!」 そう考えると他の班も動き出していた。 2人とか緊張するなあ… 私は遠足場所の軽井沢に着いてもいつ告白しようかで頭がいっぱいで全然楽しめなかった。 そして公園で2人で昼ご飯を食べてる時に 思い切って話しかけた。 「あっあのさ!雄二に話があるんだけど…」 私はきっと今顔がゆでだこのように赤いだろう。 「俺もあるんだ!で何?」 「あっ私ね,雄二の事が前からね…」 「雄二ー?!雄二ー!!!???」 誰かの声が二人の会話をさえぎった 「花子?!」 .....花子? あさこの事言ってるの? するとあさこが嬉しそうな顔をして走ってきた。 「花子なにしてんだよ?!」 「寂しくて,探しにきた!まだ午後あるし一緒に回らない?」 「でも俺桜姫と回ってるし…」 「彼女より友達?!頑張って探したのに...」 ちょっとまって… 彼女…? 「わ分かったよ… わがままだな…ごめんな桜姫。良いかな?午後からは..てか話って?それだけでも聞くよ?」 話って? 言える訳ないじゃんか 「…っ別に良いよ!雄二の話は花子ちゃんと付き合ってるってことでしょ?そんな私KYじゃないから!おしあわせにい!じゃあっ」 「ちょっまっ!」 私は涙をこらえて走ろうとした。 するとあさこに腕を掴まれて, 「雄二に告ろうとしたんでしょ?そうゆうの迷惑だからやめてくんない?」 と耳元で囁かれた。 私はあさこを睨み私の腕を掴んでるあさこの手を払って駅まで無我夢中で走った。 走ってるとき我慢してた涙が流れてきて,視界をさえぎった。 緊張して、顔を真っ赤にして、雄二の事を沢山思って告ろうとした自分が馬鹿みたいに思えた 今までの努力はなんだったの? 可愛いって言ってくれたのはただのお世辞なの?
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